皆様方におかれましては、健やかな新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
日頃より、東京質屋協同組合青年部の活動に対し、ご理解とご支援を賜りまして厚く御礼申し上げます。
さて昨年は、19000円ほどでスタートした日経平均株価は世界経済の回復と日本企業の業績改善が材料となり、10月には21年ぶりに高値を更新、史上初の16日連続高騰も記録、景気の良い見出しが新聞各紙を飾っておりました。しかしながら足元を見てみると、世間一般の景気の反応は今ひとつだったのではないでしょうか。質屋業界を取り巻く社会情勢も年々厳しさを増しております。昨年業界を賑わせた、いわゆる「質屋アプリ」と呼ばれたCASHの出現、また今年の古物営業法改正による規制緩和は今後の商売にも大きく影響してくることでしょう。我々も世の中の時代・進歩に応じて従来のやり方を改善する意識が必要となってくることと思います。
東質青年部では、菊池理事長をはじめ、講師の方々をお招きし、終活、為替と金相場の行方など様々な切り口から勉強会を開催し、理解を深めてまいりました。また神奈川質屋クラブ・埼質連青年部との恒例のゴルフ対抗戦をはじめ、神宮でのソフトボール大会、また初の試みとして3県合同の勉強会を7月に行い、県連の垣根を超えて若手の交流にも積極的に活動してまいりました。
昨年末に、東質青年部初代幹事長の酒井清司様とお話しする機会があり、青年部設立に向けた熱い思いを伺い、そして我々現役幹事に対するエールもたくさん頂戴し、青年部への期待の高さを大いに感じました。来年で青年部も設立50周年を迎えようとしております。現在20代目まで引き継いだ熱意を今後に引き継ぎ、次の10年に向け一歩ずつ歩んでまいりたいと思います。
なお、東質青年部では次世代の質屋を担う新入部員を随時募集しております。是非ご覧になって、ご興味のある方は一度幹事会に見学にいらしてください。
結びに、組合員皆様のご健康とご多幸、そして商売繁盛を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。
東質青年部幹事長 関根俊治(新宿中央支部)