新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、健やかな新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また、平素より東質青年部の活動に対し、格別な御理解と御支援を頂戴いたしまして、厚く御礼申し上げます。

2013年に幕を開けた安倍政権の経済政策「アベノミクス」、2年目を迎えた2014年は、消費税率引き上げにともない、物価上昇による消費の下押しが懸念される中、異次元の金融緩和により一時為替は118円台に、日経平均は17,000円の大台に乗りました。円安に比例して金相場の高騰、質屋業界にも経済波及効果があったように感じます。しかし、円安の恩恵を大きく受けたのは主に製造業、大手輸出業であり、一方、地方経済や中小企業の景況感はまだ暗いままと評されています。

今年は未年、羊を用いたことわざに次のようなものがあります。
「群羊を駆って猛虎を攻む」 沢山の羊を追い立てて虎に立ち向かわせることから、力の弱い者も集合すれば強力になる、というたとえです。
昨今のリサイクル業界の猛進、他業種の買取り進出、今この現状を踏まえて、質屋としてまず出来ることは協力ではないでしょうか。今まで手を出してこなかったことにも手を伸ばさなければなりません、面倒くさい仕事、サービスにも目をむけなければなりません、ただ一人では出来なかったことも協力をすればクリアーできると思っています。

昨年、青年部では、ソーシャルネットワークを活用して横の繋がりを強固なものにしました。偽造品、盗品等の防犯情報をリアルタイムで共有できるようにし、自主防犯の強化は元より、警察への防犯協力に努めてまいりました。
また、青年部内で勉強会を開催、昨年末には種の保存法について知識を深めました。後継者不足が問題となっている今、家業を、業界を存続さていくには、個人個人のスキルアップが必要不可欠と考えます。今年も新しい情報、サービスに常にアンテナを伸ばし、青年部員全員で協力し、支えあいながら、色々なことを吸収していけたら本望でございます。

なお東京質屋協同組合青年部では次世代の質屋を担う新入部員を大募集しています。詳しくは業報、青年部コーナーのバックナンバーをご覧ください。年齢、性別問いません、奮っての参加お待ちしています。

最後になりましたが、組合員様皆様のご健勝とご多幸、そして商売繁盛を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせて頂きます。

東質青年部幹事長 吉川 元浩(港支部)

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