新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

皆様方におかれましては、健やかな新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。

日頃より、東京質屋協同組合青年部の活動に対しましてご理解と、ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

昨年は新規部員も2名加入し、毎月1回の幹事会の他、神奈川・埼玉・静岡の方々とのソフトボール大会、巣鴨とげぬき地蔵通りで行われた質屋の日のイベント、秋にはゴルフ対抗戦、婚活イベントと、多数の方々の助けをお借りして無事に終えることが出来ました。

そして、11月にはドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領選に勝利、円安・株高へと進み、古物の相場自体も良くなりましたが、中国バブル崩壊の影響はいまだに終息を迎えておらず、最後まで小売りの方は芳しい状況とは言えませんでした。偽造品についても、年を追うごとに悪意が増しており、保証書、箱までも本物そっくりに作られ、同時期に全国各地にばらまかれるようになってしまいました。気づいた時には何軒もの店で被害にあっていた事例も報告されています。これらを根絶することは不可能ですから、青年部内でも日頃より情報交換を密にし、被害を最小限に食い止めるよう努めております。

将来への不安をあおるようなことばかり書いてしまいましたが、その時々で、先人たちも苦労し知恵を振り絞り、700年以上質屋の歴史を引き継いできたのでしょう。次世代へバトンを渡すには、新しいことへのチャレンジも必要です。青年部としても今後どのように動いていくべきかを考えねばならないと強く感じています。

今後も組合への協力を通じた社会貢献、営業活動につながる勉強会・講習会を行い、それらを通じ青年部内の協力体制を強固なものにしたいと考えております。遵法精神に基づいて、質屋営業法、古物営業法をしっかりと守り社会的責任を全うするととともに、お客様とのトラブルが起きないように、最大限の配慮を怠らず日々営業することを常に意識することが自分の身を守り、業界を守ることにつながるのだと思います。

昨年4月に幹事長を拝命し、ようやく半年が過ぎました。歴任幹事長の方々の苦労を実感しつつ次世代への継承にむけ今後も全力で取り組む所存です。

今年は酉年。鶏は鋭い目で回りを隙無く見渡しては一歩一歩注意深く踏みしめて歩きます。周囲の出来事をしっかり観察し、状況判断を見誤らず、地に足をつけて日々過ごしていきたいと思います。

結びに、皆様のご健康とご多幸、そして商売繁盛を祈念いたしまして新年の挨拶とさせていただきます。

青年部幹事長  関根俊治

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